【数学の網羅系参考書、教えます】
「苦手じゃなけど、知識不足を感じる」
「典型問題を網羅する一冊を選びたい」
この層に知ってほしい参考書を紹介。
参考書の選択肢が多いと、他の受験生との差をつけることが可能ですよ。
読んでほしい人は、こんな感じ。
- 数学の基礎の基礎はできる人
- でも、典型問題は抑えきれてない人
- 数学の偏差値が50以上70未満
- 理系で数学を使う受験生
- これらの中で参考書に悩んでいる人
理解可能な内容は、次の通りです。
- 典型問題を網羅できる参考書
- その中でも自分に合うものはどれか
- その参考書での勉強法の概要
受験期に成績を爆上げしてくれた参考書たちに感謝の念を込めながら、下記から解説です。
数学の網羅系の参考書を、5つに厳選しました

早速おすすめの参考書の紹介に入ります。
典型問題を網羅できるおすすめ参考書は5つ。

①大学への数学1対1対応の演習
- 参考書の種類 問題集系
- 解説の詳しさ ★★★☆☆
- 問題数の多さ ★★★★☆
- 推奨偏差値帯 50〜75
- 推奨利用時期 受験期中盤〜直前期
- おすすめ度数 ★★★★★★
大学へ数学1対1対応の演習の概要
1対1の愛称で知られるこの参考書。
聞いたことある方も大きかもですね。
僕が完全にこれなのですが、
- 青チャートが分厚すぎて萎える
- 繰り返せるような薄い参考書がいい
こういった受験生にはいいかなと。
出オチですが、一番推したい参考書です。
ただし、下記に注意。
【青チャートの問題】
→例題と演習がほぼ同じ解き方
→例題だけ解く勉強も可能
【1対1の問題】
→演習が例題の解き方で解けないことあり
→例題と演習をどちらも取り組むべき
また、1対1は解説に癖ありです。
解説の具体的な特徴は次の通り。
- 基本的に分かりにくい
- もっと簡単な解き方があるときも
- より難しいレベルに対応できる
- その時に1対1の愛を感じる
簡単にいうと、1対1はより高いレベルを目指す受験生に向け。
その問題だけでなくその先々で応用がきく解説になっています。
1対1を終えて過去問演習をする
→1対1の解説の良さを実感する
これは割とあるあるなのかなと。
ただし、もちろん裏を返せば難解な解説とも取れるので、あなたがどのレベルを目指すかで決めるといいですね。
「このレベルが完成すれば十分」
↑上記の方は次からの参考書でOKです。
大学へ数学1対1対応の演習のシリーズ展開
この参考書のシリーズ展開は下記の通り。
- 1対1対応の演習 数学I 新訂版
- 1対1対応の演習 数学A 新訂版
- 1対1対応の演習 数学II 新訂版
- 1対1対応の演習 数学B 新訂版
- 1対1対応の演習 数学III 曲線・複素数編
- 1対1対応の演習 数学III 微積分編
②青チャート(チャート式基礎からの数学)
- 参考書の種類 問題集系
- 解説の詳しさ ★★★☆☆
- 問題数の多さ ★★★★★
- 推奨偏差値帯 45〜75
- 推奨利用時期 受験期序盤〜直前期
- おすすめ度数 ★★★★☆
青チャートの概要
言わずと知れた網羅系参考書ですね。
おそらく、一番有名な参考書かなと。
加えて、青チャート信者が存在するほど、周りから愛されている参考書でもあります。
青チャートの特徴は下記の通り
- 解説は簡潔で無駄がない
- (苦手な人にはちょいきつめ)
- 基礎〜応用の典型問題を幅広く網羅
- ゆえに、圧倒的な問題量
- 生半可な気持ちで挑むと挫折する
「青チャってなんか評判いいんでしょ?」
↑このくらいの気持ちだと玉砕します。

その代わり、極められれば間違いなく最強。
過去問演習と組み合わせれば、基本的には日本で行けない大学はないのでは?と思っています。
- 数学に使える時間が豊富にある
- 数学の偏差値を一冊で70overしたい
この条件を満たせば、青チャートは神ですね。
青チャートのシリーズ展開
この参考書のシリーズ展開は下記の通り。
- チャート式 基礎からの数学I+A
- チャート式 基礎からの数学II+B
- チャート式 基礎からの数学III
③フォーカスゴールド
- 参考書の種類 問題集系
- 解説の詳しさ ★★★★☆
- 問題数の多さ ★★★★☆
- 推奨偏差値帯 45〜75
- 推奨利用時期 受験期序盤〜直前期
- おすすめ度数 ★★★★☆
フォーカスゴールドの概要
青チャートと同じく、網羅系参考書の代表格。
青チャートほどの知名度はないものの、最近では学校指定の参考書になることも増えてきた参考書です。
スミマセン…
この参考書も実際に使ったことがあるのですが、ぶっちゃけ青チャートとの違いが分からない…
強いて言えば下記の通り。
- 青チャートより少し解説が丁寧
- 青チャートよりも見た目がかっこいい

「青チャート or フォーカスゴールド」
これで悩んでいる方は、完全に好みでいいかなと。
- どっちを使ったほうが分かりやすい
- どっちかを使わないと志望校に受からない
↑こういったことはまずないと思います。
個人的には、見た目がお気に入り。
参考書は受験期を共にするもの。
この2冊から選ぶのであれば、僕はデザインが好きなフォーカスゴールドを選ぶかなと思います。
フォーカスゴールドのシリーズ展開
この参考書のシリーズ展開は下記の通り。
- Focus Gold 4th Edition 数学I+A
- Focus Gold 4th Edition 数学II+B
- Focus Gold 4th Edition 数学III
④数学標準問題精講
- 参考書の種類 問題集系
- 解説の詳しさ ★★★☆☆
- 問題数の多さ ★★★☆☆
- 推奨偏差値帯 50〜75
- 推奨利用時期 受験期中盤〜直前期
- おすすめ度数 ★★★★☆
数学標準問題精講の概要
次は標問の愛称で知られるこの参考書。
標準といえど、レベルかなり高めですね。
青チャートのコンパス3〜5の問題が、網羅されているような問題のセレクト。
選ばれている問題自体は良問だと思います。
ちょっと扱いにくいのは、I・AとII・B・IIIで難易度が大きく変わる点。
- I・A → 簡単な問題も多い
- II・B → めっちゃ難しくなる
- III → 同様に難しい
I・Aだけ解いてみて、簡単そうだから使うというのは気をつけた方がよさそうです。
解説は超詳しいというわけではありませんが、過不足なく説明されています。
その中でもいいのが、解放のプロセスが載っていること。
この値の範囲が最終的に欲しい
→ゆえにこの値を求める必要がある
→そのためにはこの考え方を使う
→だから最初はこの式変形から行う
このように、解き方が抽象化されています。
「どこから手をつければいいか分からない」
↑これは難しい問題を解く上でのあるあるですが、解放のプロセスがあることでかなり分かりやすくなっていると思います。

数学標準問題精講のシリーズ展開
この参考書のシリーズ展開は下記の通り。
- 数学I・A標準問題精講
- 数学II・B標準問題精講
- 数学III標準問題精講
⑤理系数学入試の核心 標準編
- 参考書の種類 問題集系
- 解説の詳しさ ★★★☆☆
- 問題数の多さ ★★☆☆☆
- 推奨偏差値帯 50〜70
- 推奨利用時期 受験期中盤〜直前期
- おすすめ度数 ★★★★★
理系数学入試の核心標準編の概要
最後は入試の核心、通称「核心」ですね。
これも素晴らしい参考書だと思います。
先ほどの標準問題精講と同様に、解放のプロセスが分かりやすく書かれている点が◎。
「核心はココ!」
↑この欄に、問題を解くための考え方が、分かりやすくまとまっています。
難しい問題になると、下記は必ず起こります。
- 「あれ?今なんでこの計算してんだっけ」
- 「今出した値が何を意味しているか分からない」
こうなった際に、解放の全体像がすぐに確認できるのは嬉しいですね。
核心の特徴はその問題数の少なさ。
I・A〜IIIで150題となっています。
(青チャートは数Iの例題で177題)
時間があるから追加でやりたい
逆に、入試までに時間がない
どちらにも対応できるのかなと。
とはいえ、完成させた時の爆発力は他の参考書に比べて少し劣るのも事実。
- 自分が他に使いたい参考書
- 今の実力と志望校との距離
こういった点を総合的にみて、自分に合う参考書を探してみてください。
理系数学入試の核心標準編のシリーズ展開
この参考書のシリーズ展開は下記の通り。
- 理系数学入試の核心 標準編
網羅系参考書の、おすすめな使い方まで言及です

本日のメイントピックは以上ですね。
とはいえ、参考書を何冊か紹介しただけでは寂しいので、もう少し深掘り。
参考書の使い方まで言及しようと思います。

網羅系の数学参考書でもっとも大切なのは、圧倒的な繰り返し。
参考書の問題を見る
→秒速で解放が浮かぶ
ここまで落とし込むと、応用がききますよ。
具体的な繰り返しの手順はこちら。
- 参考書を読んでなれる
- 問題を実際に解き始める
- ある程度完成した時点で全て確認
- できる問題・できない問題を分ける
- 定期的に読んで復習する
スミマセン…
このステップもひとつひとつ意味があるのですが、それを説明すると長くなりすぎるので、過去に詳しく説明した記事を参照ですね。

参考書の進め方を完全解説です。
網羅系の参考書の徹底で、数学は確実に伸びますよ

数学はどうすれば伸びていくのか。
- 「どれだけ難しい問題を解いたか」
- 「いかに典型問題を抑えたか」
この二択だったら、間違いなく後者。
圧倒的に典型問題を網羅すれば、大体の大学で勝負できるようになりますね。
というのも、大学受験は基本的な問題が解ければ、かなり戦えるようにできているからですね。
- 周りが取れる問題を確実に取れるか。
- いかに標準的な問題で点数を稼ぐか。
合否を分けるのは、割とこれかもです。
分からない問題が多くて苦しい
→大抵の問題は見ただけで方針が立つ
このブレイクスルーが起こったのも、1対1を完成させたタイミングとほぼ同時でした。
数学の典型問題が解けないのは悔しいですね。
しかし、圧倒的に努力すれば、解決可能。
そのための道具は、今回紹介できたかなと。
「自分に合う最高の参考書を選んだ」
↑繰り返しですが、これはスタートラインですね。
これからその参考書で圧倒的に行動です。
より難しい数学の参考書のまとめはこちら

より簡単な数学の参考書のまとめはこちら

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それでは今回の記事は以上になります。
お疲れさまでした!!
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