【おすすめの熟語帳、教えます】
「一番いい熟語帳が知りたい!!」
「今使っている熟語帳でいいのか不安…」
「そもそも熟語帳っているの?」
そんな悩める受験生を、救出します。
あまり情報がない英熟語帳について徹底解説するので、この情報を知っておけば他の人と差がつきますね。
流れ的には、こんな感じです。
- 長文系のおすすめ英熟語帳(1冊)
- 羅列系のおすすめ英熟語帳(3冊)
- 英熟語も学べる英単語帳(2冊)
- コラム:文法書のイディオムについて
- コラム:熟語帳に取り組むタイミング
英単語帳は本当に無視されがち。
とはいえ、絶対に使用すべきですよ。
他の受験生がやっていないからこそ、合否の分かれ目になりやすい分野かなと。
長文系でおすすめな英熟語帳は、1冊だけです
長文の中で熟語を覚える英熟語帳。
長文系でおすすめの英熟語帳は1つだけ。
僕が実際に使用していた参考書でもあります。
控えめに言って、神な一冊の紹介ですね。
速読英熟語
- 全体の熟語数 ★★★☆☆
- 1語の情報量 ★★☆☆☆
- 構成の完成度 ★★★☆☆
- 推奨の偏差値 45 〜 70
- おすすめ度数 ★★★★★
長文系の熟語帳といえばコレ。
レイアウトはシンプルで見やすいですね。
CDは別売りですが、購入するのがおすすめ。
- CDを聴きながら、音読できるようになる
- CDを聴きながら、訳せるようになる
- CDなしでも同じ速さで訳せるようになる
この手順を踏めば、確実に実力がつきますね。
- 語彙量を増やす
- 速読力を高める
- リスニング力の強化
これら全てに効果ありだと断言します。

ただし、下記の人は要注意。
- 1冊も参考書が終わっていない
- 英単語帳がまだ完成していない
- 英語の偏差値が40以下
この場合は、挫折率が高めかなと。
まずは羅列系の熟語帳を使うのが◎ですね。
おすすめな英熟語帳で、羅列系のものは3つある

続いて英熟語の羅列で覚える羅列系。
この形式でおすすめな英熟語帳は3つです。
どれも似ているようで、特徴ありです。
どんな違いがあるか詳しく解説します。

解体英熟語
- 全体の熟語数 ★★★☆☆
- 1語の情報量 ★★★★★
- 構成の完成度 ★★★★☆
- 推奨の偏差値 50 〜 80
- おすすめ度数 ★★★★★
難関大の受験生の支持を受ける解体英熟語。
大きな特徴は下記なのかなと。
- 最難関レベルの熟語セレクト
- 右ページが例文ではなく問題
- フラッシュカードが公式発売
今回紹介する熟語帳の中では、最難関。
早慶や東大レベルも十分に対応可能な一冊です。
レイアウト・構成はこんな感じですね。

かなりシンプルで、右ページは文法問題に。
インプットとアウトプットを同時進行です。
これはめちゃめちゃいい構成なのかなと。

インプットの仕上げのカードの作成は不要。
完成度の高いものが入手可能です。
早稲田の複数学部に合格した友人は、解体英熟語の良さを説いていましたね。
- 早稲田大学 文系学部
- 慶應大学 文系学部
- 旧帝国大学 文系学部
- 一橋大学
この層には、解体英熟語は超絶おすすめ。
これ一冊で、熟語に関する知識はOKです。
逆に、そこまでの語彙が必要でない場合は、避けた方が無難かもですね。
英熟語 ターゲット 1000
- 全体の熟語数 ★★★☆☆
- 1語の情報量 ★★★☆☆
- 構成の完成度 ★★★☆☆
- 推奨の偏差値 30 〜 60
- おすすめ度数 ★★★★★
英熟語帳の定番中の定番。
- 収録されている英熟語
- レイアウト・構成
- 一語に対する情報量
これらすべてがベーシック。
万人ウケする間違いない英熟語帳です。
基本的には、英単語帳のターゲットと同じ。
やはり、見ていて安心感がありますね。
「とりあえず、普通の英熟語帳でいいや」
↑上記の場合は、これ以上ない参考書です。
ターゲットの英熟語帳バージョン
→ 英熟語 ターゲット 1000
システム英単語の英熟語バージョン
→ システム英熟語
こういった関係にあるのですが、正直、英熟語帳はターゲットの方がおすすめ。
システム英熟語は少し見づらいですね。

英熟語 Always 1001
- 全体の熟語数 ★★★☆☆
- 1語の情報量 ★★☆☆☆
- 構成の完成度 ★★★★☆
- 推奨の偏差値 30 〜 60
- おすすめ度数 ★★★★☆
ターゲットほどの知名度はないものの、ベーシックな熟語帳として人気のAlways。
こちらの方がより、情報量が少めです。
あるのは意味と例文だけ。
ターゲットにあるような、派生や語源のちょこっとした情報がないですね。
それがいいかどうかは人しだい。
僕的には、ブランドの安心感を完全には以上すれば、Alwaysの方がいいかなと。
やはり、最初は1つの熟語につき1つの意味。
- ①覚えるべき情報が少ない
- ②1語にかける時間が減る
- 結果、繰り返しの回数が増える
- 加えて効率が爆上がりする
- 挫折する可能性も減らせる
この辺の効果は期待できますね。

【ベーシックな熟語帳2冊の選び方】
人気のある、知っている熟語帳がいい
→ ターゲット 1000
極限までに、効率を重視したい
→ Always 1001
とはいえ、この辺は完全に好みでOKですよ。
実際に本屋に行って、見比べるでもいいかもです。
英単語帳と英熟語帳を、まとめるのもおすすめです

「英熟語帳はやりたくない」
↑この場合は、単語帳とまとめればOK。
上記の2冊であれば、わざわざ熟語帳を追加する必要はないのかなと。
ただし、当然完成させる難易度は上がりますね。
参考書の特徴を理解して、自分と相談です。

DUO 3.0
- 全体の熟語数 ★★★☆☆
- 1語の情報量 ★★★☆☆
- 構成の完成度 ★★★★☆
- 推奨の偏差値 50 〜 75
- おすすめ度数 ★★★☆☆
DUO3.0は長文系の単語帳。
フレーズごと覚えると、その中に入っている英単語・英熟語が覚えられるという仕組みですね。
長文系なので、1冊目には不向きかもです。
レイアウトはこんな感じ。

やはり、長文系の参考書はCDが必須かなと。
- 基礎用
- 復習用
2パターン販売されていますね。
基礎用はゆっくりすぎる上に高価。
個人的には復習用がおすすめですね。
早すぎたら基礎用でもOKです。

鉄緑会東大英単語熟語 鉄壁
- 全体の熟語数 ★★★☆☆
- 1語の情報量 ★★★★★
- 構成の完成度 ★★★☆☆
- 推奨の偏差値 55 〜 75
- おすすめ度数 ★★★☆☆
東大受験生が愛用するこの単語帳。
実はしっかりと熟語が収録されています。
特筆すべきは、その圧倒的な解説量。
一つの単語や熟語について、深掘りです。
詳しすぎるが故に、1冊目には不向きですね。
他の2000語レベルの単語帳を1冊終える
→ 知識のアップグレード+熟語の習得
これが理想的なパターンだと思います。
他の2000語レベルの単語帳はどんなものがあるか。
それは過去の単語帳の記事から確認可能。


文法書と英熟語帳をまとめるのはおすすめしません

「熟語なんて、文法書のイディオムでよくね?」
↑上記の意見は、言いたい気持ちは分かりますね。
わざわざイディオムの問題があるのなら、それで覚えたいのは当然です。
とはいえ、僕は正直これは勧めません。
それは下記のような理由があるから。
- 覚えるためのレイアウトじゃない
- 必要な熟語がない場合も多い
そもそも、文法書のイディオムは、覚えるためのものではないですね。
すでに英熟語の知識が入っている
→ 文法問題で得点するために整理
これを行うための問題となっています。
人によるのかもしれませんが、ぶっちゃけ文法書のイディオムは覚えにくいですね。
もう少し加えて言うと、
- 文法で問われる熟語
- 長文中で頻出の熟語
これは必ずしも一致しません。
繰り返しですが以下のことが言えます。
【単語帳・熟語帳の目的】
→ 覚えること
【文法書の目的】
→ 問題で得点すること
熟語を覚えたいのなら、熟語帳を使うべき。

英熟語帳に取り組むおすすめのタイミング

ぶっちゃけますが、英語の知識の中でも「熟語」の重要性は低めですね。
やはり、単語や文法の方が重要かなと。
英熟語帳は取り組むタイムングが難しいです。
「絶対にこの時期に取り組みたい!」
↑このビジョンがある人はそれでOK。
とはいえ、迷う人も多いのでは?と思っています。
個人的におすすめのタイミングは、基礎を終えて英語長文の演習に入ったときですね。
- 英単語を覚える
- 英文法を学ぶ
- 英文解釈を学ぶ
- がっつり英語長文
この流れで学習すれば、熟語が長文を読めない大きな原因になっているはず。
「あと熟語さえ覚えれば読めるのに…」
「毎回熟語のせいで点数を落としてる」
このフラストレーションを活用するべき。
一気に英熟語帳に取り組んで、短期攻略です。

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それでは、この記事は以上になります。
お疲れ様でした。
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