【おすすめな英文法書、発表します】
「英文法の参考書ってどれがいいの?」
「今の参考書で伸びる気がしない」
これは割とあるあるな悩みなのかなと。
多くの受験生が悩む内容ですね。
だからこそ、解決すると一歩リードです。
伝えたい内容は、これがすべて。
- 中学の英文法から学べる参考書
- 大学受験の英文法の4択参考書
- テスト形式で確認できる参考書
- 文法の辞書となる講義系参考書
順に上から紹介していきます。
英文法のおすすめ参考書:基礎編はこちら

「学校で配られた問題集が難しすぎる」
「中学から英語が嫌いで、苦手だった」
↑この場合は、サクッと中学内容を復習すべき。
1冊やるのとやらないのでは、その先の理解度に大きく差が生まれますね。

そんな基礎の復習に使える3冊を紹介。
下記から一冊を選んでおけばOKかなと。
それぞれ軽く紹介していきますね。
①大岩のいちばんはじめの英文法
- 参考書の形態 講義系
- 分かりやすさ ★★★★★
- 構成の完成度 ★★★★★
- 推奨の偏差値 30 〜 50
- おすすめ度数 ★★★★★
今回紹介する参考書の中で、最も易しい一冊となっています。
形式は講義系の参考書。
予備校の授業をまるまる文字に起こした。
そんなレイアウトになっている参考書です。
中学の英文法を復習する参考書は、以下の特徴がありますね。
- 解説がめちゃくちゃ丁寧
- その反面、量が多くなりがち
- 厚すぎる参考書に、挫折
↑上記の問題を解決するのがこの一冊かなと。
内容が最強にまとまってます。

「いきなりネクステをやって、返り討ちにあった」
「学校の授業に全くもって付いていけてない」
そんな受験生には、まずこれを勧めたいですね。
②安河内の新英語をはじめからていねいに
- 参考書の形態 講義系
- 分かりやすさ ★★★★☆
- 構成の完成度 ★★★★☆
- 推奨の偏差値 40 〜 55
- おすすめ度数 ★★★★★
次はもう少しレベルアップした参考書。
こちらも分かりやすい講義系となっています。
とはいえ、難易度の差は誤差かなと。
『いちばんはじめの英文法』
『新英語をはじめから丁寧に』
この辺りは、完全に好みでもOKですね。
どちらも苦手な人でも取り組めます。
強いて言えば次の通り。
中学英文法から全く分からない。
→ 『いちばんはじめの英文法』
高校英文法からさっぱりになった。
→ 『新英語をはじめから丁寧に』
これで間違い無いと思いますね。

③今井の英文法教室
- 参考書の形態 講義系
- 分かりやすさ ★★★★☆
- 構成の完成度 ★★★★☆
- 推奨の偏差値 45 〜 60
- おすすめ度数 ★★★★☆
この参考書は少し前述の2冊とは異なります。
まず、解説は問題演習が中心。
講義系の参考書の中でも、乗っている問題はかなり多い参考書と言えますね。
難易度も、3冊の中で一番高いです。
「講義系の参考書があまり好きじゃ無い」
「でも、基礎から教えてくれる本が欲しい」
↑こう言ったニーズにぴったりかなと。
あくまでも上記の3冊は導入。
これだけでは演習量不足ですね。
いずれかを終えたら、次は網羅系の問題集の方に入っていきましょう。
標準的なレベルの、おすすめな英文法の参考書

ここからは、がっつり大学受験。
このレベルまで終わらせておけば、とりあえず英文法は大丈夫と言えるようなレベルです。
おすすめしたいのは3パターン。
このどれか1つを選択するのがいいのかなと。

それぞれの参考書はどのような特徴があるのか。
他の選択肢との相違点はどこなのか。
↑この辺りを紹介していけたらと思います。
学校指定の4択英文法問題集
まずは学校で4択の問題集が配られている人へ。
ぶっちゃけ、この辺は大差なしなのかなと。
「この参考書を使わないと合格できない」
「この参考書が特段おすすめできる」
↑このようなことは一切ないですね。
よく似た参考書の8冊を一斉に比較です。
「簡単→難しい」の難易度順に紹介です。
軽く紹介していきますが、割と誤差ですね。
基本的には、学校で配られたものを使いましょう。
①英文法・語法Engage
- 参考書の形態 問題集
- 分かりやすさ ★★★★☆
- 構成の完成度 ★★★★☆
- 推奨の偏差値 35 〜 60
- おすすめ度数 ★★★★★
後ほど紹介するビンテージの後継書。
比較的新しめの参考書になっています。
内容はこの形式の参考書で最も簡単な部類。
センター7割りを目指す難易度ですかね。
問題量も少なく、解説もわかりやすい。
ネクステで挫折した人にもおすすめの参考書です。
②UPGRADE英文法・語法問題
- 参考書の形態 問題集
- 分かりやすさ ★★★☆☆
- 構成の完成度 ★★★★☆
- 推奨の偏差値 35 〜 60
- おすすめ度数 ★★★★★
これもこの系統ではかなり簡単な部類。
レベル設定はセンター8割程度かなと行った印象。
分野ごとによく出る問題に絞られています。
個人的に、レイアウトも見やすいですね。
③Next Stage英文法・語法問題
- 参考書の形態 問題集
- 分かりやすさ ★★★☆☆
- 構成の完成度 ★★★☆☆
- 推奨の偏差値 40 〜 65
- おすすめ度数 ★★★★☆
これが一番有名な4択英文法かなと。
センター〜MARCHは対応可能ですね。
左ページに文法問題、右ページは解説。
ひたすらその繰り返しというベーシックな構成。

この後の参考書は、ネクステとの違いについて言及します。
④POWER STAGE 英文法・語法問題
- 参考書の形態 問題集
- 分かりやすさ ★★★☆☆
- 構成の完成度 ★★☆☆☆
- 推奨の偏差値 40 〜 65
- おすすめ度数 ★★★☆☆
ネクステージとの相違点は以下の通り。
- 問題数が若干多くなっている
- 読解問題・英作文が追加
より、文法問題を強化した作りですね。
とはいえ、読解問題や英作文は余計かなと…
文法問題に絞って対策したい場合は、ネクステを使ったほうが効率よく勉強できると思います。
⑤英文法・語法Vintage
- 参考書の形態 問題集
- 分かりやすさ ★★★☆☆
- 構成の完成度 ★★★★☆
- 推奨の偏差値 45 〜 70
- おすすめ度数 ★★★★★
ビンテージは僕が使っていた参考書でもあります。
その分、愛着がありますね。
後継書のエンゲージは出版されていますが、依然として第一線で活躍する参考書です。
ネクステとの違いは下記の通りなのかなと。
- 色使いが落ち着いていて、見やすい
- 難易度が若干難しめになっている
早慶あたりまで射程範囲だと考えてOK。
この系統の参考書では一番おすすめです。
⑥スクランブル英文法・語法
- 参考書の形態 問題集
- 分かりやすさ ★★★☆☆
- 構成の完成度 ★★★☆☆
- 推奨の偏差値 45 〜 70
- おすすめ度数 ★★★★☆
これもこの系統ではかなり難易度高い。
早慶を目指す受験生もこれでOK。
網羅性で言っても、上記の参考書からは頭一つ抜けていますね。
その反動として、問題数は増えています。
自分の残り時間と実力に相談して決断ですね。
⑦全解説頻出英文法・語法問題1000
- 参考書の形態 問題集
- 分かりやすさ ★★★★☆
- 構成の完成度 ★★★☆☆
- 推奨の偏差値 45 〜 75
- おすすめ度数 ★★★★★
この参考書はマジでむずいですね。
東大受験生でも使用可能なレベルです。
とはいえ、その解説は非常に丁寧。
ネクステと比べても、より多い分量でわかりやすく解説されています。
特筆すべきは「文法・語法」のみだということ。
他の参考書で取り上げているような、会話問題・イディオム・発音・アクセントは取り扱ってないですね。
個人的には、かなり良い点なのかなと。
なぜなら、他の参考書を使ったとしても、僕は文法と語法以外はやるなと言っているからですね。
その理由はこちらの記事で解説しています。
https://showd1009.com/2018/09/15/post-160/
ここまで違いを解説してきましたが、正直なところこの辺は誤差ですね。
- 学校で配られた参考書
- レイアウトが好きな参考書
このくらいの感覚で選んでもOKですよ。
即戦ゼミ3 大学入試英語頻出問題総演習
- 参考書の形態 問題集
- 分かりやすさ ★★☆☆☆
- 構成の完成度 ★★★☆☆
- 推奨の偏差値 55 〜 75
- おすすめ度数 ★★★★☆
歴史がある参考書である、通称「英頻」「即ゼミ」。
その人気も衰えることなく続いています。
似たような4択の問題集なのですが、前述の8冊とは明らかに毛色が違うので、これだけ個別での紹介です。
この参考書、圧倒的に量が多い。
それに加えて、出題がランダムですね。
正直、アウトプット用の参考書である側面も強いのですが、圧倒的な量と網羅性を考えた上でこちらでの紹介です。
レイアウトはいたってシンプル。
無機質な問題の羅列です。
言い換えれば、無駄が全くないですね。
解説も必要最低限の情報のみとなっています。
問題の羅列をゴリゴリと解いていきたい。
そんな英語が比較的得意な受験生限定の参考書かなと。
最初の一冊だと、痛い目見るかもです。

関正生の英文法ポラリス
- 参考書の形態 問題集
- 分かりやすさ ★★★★★
- 構成の完成度 ★★★★☆
- 推奨の偏差値 40 〜 75
- おすすめ度数 ★★★★★
神授業で有名な、関正生先生の著書となります。
解説は、マジでわかりやすいですね。

- 学校で英文法の参考書が配られていない
- 4択の問題集がどうしても肌に合わない
↑上記の方には超絶オススメの参考書です。
分かりやすい分、一冊に含まれる問題数は少なめ。
どうしても一冊では演習量が足りないですね。
標準レベル = エンゲージ(センター)
応用レベル = ネクステージ(MARCH)
発展レベル = 英頻(早慶)
最低、2レベルは終えておきたいところかなと。
余裕があれば、前述の参考書との併用も◎。
これらの参考書で知識のインプットをすることができたら、次は新しい参考書でその知識を確認です。
英文法のアウトプットには、おすすめの参考書ありです

基本的に、大学受験は前述の参考書で対応可能。
しかし、4択だけだと問題もありますね。
- 問題が同じで、答えを覚えてしまう
- 分野が分かるから、答えも絞られる
正直、アウトプットの練習にはならないかも。

そこで、この問題を完全に解決する参考書を紹介。
今までの知識が、ランダムで出題される参考書。
当然問題も新しいので、インプットが終わった後に挑戦してほしい2冊ですね。
①全解説実力判定英文法ファイナル問題集
- 参考書の形態 問題集
- 分かりやすさ ★★★★☆
- 構成の完成度 ★★★★★
- 推奨の偏差値 60 〜 75
- おすすめ度数 ★★★★★★
文法・語法・イディオムの問題が、分野ごちゃ混ぜで出題される問題集です。
- 何周もして、答えを覚えてしまった
- 順番で答えを覚えている気がする
- 分野に関係する選択肢が答えとわかる
↑上記の悩みが一挙に解決ですね。
しかも、一冊につき10日で完成可能。
かといって演習量が少ないわけでもない。
控えめにいって、神な参考書かなと。

基準としては、初見で7割を超えないようだと、ネクステなどのインプットが足りてないかもです。
ファイナル問題集で苦手分野を洗い出す
→ 前の参考書に戻って記憶の強化
苦手な点を明確にして、効率を爆上げです。
標準編・難関大編とありますが、早慶レベル以上を目指す人以外は標準編でOKです。
早慶以上は追加でやるといった感じですね。
標準編でも、十分に難しいと思います。
②英文法・語法ランダム演習 セレクト600
- 参考書の形態 問題集
- 分かりやすさ ★★★☆☆
- 構成の完成度 ★★★☆☆
- 推奨の偏差値 60 〜 75
- おすすめ度数 ★★★★☆
こちらも同じく、ランダムな英文法問題集です。
- 分野別の英文法問題集が終わっている
- センター試験7割程度の特典はできる
この辺りが、この参考書の使用条件かなと。
解説のわかりやすさ・レイアウト共に、ファイナル英文法の方がおすすめかなといった印象です。
「ファイナル英文法を2冊終えてしまった」
「それでも英文法を極めないといけない」
↑使用者はこの辺に限られてきますね。
英文法のおすすめな、講義系の参考書も存在する

ここからは、講義系の参考書の紹介。
使い方としては、辞書的な役割ですね。
上記の参考書を使っていて、分からなかった際に確認するための参考書です。

今回紹介するのは2冊ですね。
下記の中かから、1冊を選べばOKです。
- 総合英語 Forest
- 総合英語Evergreen
それぞれ、かるく深掘りしていきます。
①総合英語 Forest
- 参考書の形態 講義系
- 分かりやすさ ★★★★★
- 構成の完成度 ★★★★☆
- 推奨の偏差値 30 〜 70
- おすすめ度数 ★★★★★
英文法の講義系の参考書と言えばコレ!
そんな印象を持っている受験生も少なく無いはず。
文法事項が非常に丁寧に解説されています。
僕も、ビンテージを読んで理解できないときは、Forestを図書室で熟読していました。

実はこの参考書…
現在絶版となってしまっています。
非常に人気がある参考書でしたし、僕自身ものすごくショックでしたね。
理由は様々あるようですが、噂されているのは次に紹介するエバーグリーンとの権利問題。
Amazonに在庫いつまで在庫があるか…
今までありがとうと言いたいですね。
②総合英語Evergreen
- 参考書の形態 講義系
- 分かりやすさ ★★★★★
- 構成の完成度 ★★★★☆
- 推奨の偏差値 30 〜 70
- おすすめ度数 ★★★★★
この参考書、Forestとほぼ同じ構成です。
なんと、作者もほぼ同じという現象なんですね。
そして表紙には「Keep the Forest Evergreen!」の文字。
さすがに闇を感じずにはいられません。
出版社だけが違うという状態。
実質的な改訂版だと思ってもらっても、問題なしです。
相変わらず、内容は非常に分かりやすいです。
参考書業界も色々大変なんですかね…
Forestが手に入る場合であれば、比較して見やすい方を選べばOKです。
この辺は、完全に好みの問題なのかなと。
英文法は、参考書で早めの勉強がおすすめです

英文法は、英単語に並んで、英語の大切な基礎ですね。
やはり、最初に学ぶべき。
英文法は重要性を軽視されすぎる印象。
「ネイティブは文法なんて考えてない。」
「文法は英語を英語の感覚で読めなくなる。」
↑上記の主張は、確かに正しいかもですね。
しかし、僕たちはネイティブではありません。
目標は、英語を感覚で読むことではなく、大学受験に合格することなはずです。
これを履き違えたらNGですね。
もし目標が前者ならば、留学をおすすめします。
当然ですが、母国語の人とは学び方を変えるべき。

しっかりと参考書を使って学ぶことで、
「感覚で読み解く英語」
→ 「論理的に読み解く英語」
この成長を遂げることが可能になります。
難関大では、この論理性は必須かもです。
英語長文は、こう行った基礎の上にあります。
まずは、圧倒的に基礎の積み上げですね。
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それでは、この記事は以上になります。
お疲れ様でした。
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