「国語が苦手だから読書しなきゃ」
「先生にも勧められたし…」
「でも、本当に効果あるの?」
「読書は国語の成績などに効果があるのか」という話題は、誰もが一度は疑問に思ったことがあるはず。
結論から述べると、効果ナシ。
悲報かもしれませんが、事実ですね。
僕自身、読書を一切せずに、東工大や早慶などのいわゆる難関大学に現役合格しています。
今回の記事の内容は以下の通り。
- 読書で成績が伸びない理由
- 読書することの意味
- 受験生が本当にすべきこと
これらをわかりやすく解説します。
この記事を最後まで読めば、受験生が本当に取り組むべきことの見分け方がわかりますね。
他の受験生との差別化が図れます。
読書は受験に効果ナシと断言します【優先度が低い】
スミマセン…効果ナシは言い過ぎですね。
正確には、読書は優先度が低いです。
読書では成績は伸びない
まず大切な前提から。
読書と成績に直接的な関係はありません。
なぜならば、
- 読書するけど落ちる人
- 読書せずとも受かる人
この両者とも、大量にいるからですね。
これが一番わかりやすい根拠です。
あなたの身の回りでも、読書の量と国語の成績が見合わない人がいるはず。
もし読書が国語の読解力を上げてくれるのであれば、読書家の人はみんな国語の成績が良くないといけないはずですですよね。
この話をすると、必ず受ける反論がこちら。
「いや、読書をすると活字慣れするし、語彙力も身につくでしょ。」
「効果がゼロではないんじゃない?」
この意見に関しては、確かにその通りですね。
読書で身につく能力があるのは事実。
ただし、それと受験生が読書すべきかは、完全に別の問題ですよ。
読書はやった方がいいですが、必須ではないです
読書は、やらないよりはやった方がいいです。
とはいえ、必須ではないですね。
他にも、受験勉強に向けて「やったほうがいいこと」というのは無限にあります。
「やった方がいいこと」
↑これはやらなくてOKです。
え?なんで?って思いますよね。
やったほうがいいことはやるべきじゃないの?
そう考えるのは自然。でも、NGです。
なぜなら受験生が本当に時間を割かなければいけないのは、『やったほうがいいこと』ではなく『やらなければいけないこと』だからです。
受験勉強を進めるにあたって、
『新聞』読んだ方がいいです。
『洋画』見たほうがいいです。
『読書』したほうがいいです。
『まとめノート』作ったほうがいいです。
やらないよりはやったほうがいいですよ。
でもこれらは『やらなければいけないこと』ではないですよね。
上記のことを一つもやらないでも難関大に合格した人は五万といます。
裏を返してみると、
『英単語』覚えなきゃ読めません。
『公式』覚えないと解けません。
『繰り返し』暗記に絶対必要です。
『計画』なければ受かりません。
これらをやらずに第一志望に合格した受験生は、ほぼいないと断言します。
これらこそ、時間をかけて学んでいくべき内容なわけです。
なかなか成績が伸びない人の共通点。
その一つが、「やった方がいいこと」と「やらなければいけないこと」がごっちゃになって、優先度をつけられていないことです。
逆に言うと、いわゆる効率のいい人は、本当に必要なことだけをやっているわけです。
差がつくのは、自明ですね。
みなさんが今偏差値70で、今の学力をキープしていたら志望校に合格できるのならばそうぞやったほうがいいことをやってください。
でもほとんどの人はそうじゃないですよね。
やったほうがいいことは、成績に余裕のある「特権階級」の人のみに許された行為です。
読書を受験勉強の一環として行う。
これも、「特権階級」がやること。
ではあなたはそうなのでしょうか。
よく考えてみてください。
もちろん僕は、読書自体を否定しているわけではありません。
受験勉強としての読書は、極めて非効率だといっているわけです。
その点について誤解を解いておきます。
読書は意味がないのか
では読書は無価値なのか。
そんなことは口が裂けても言えません。
本が売られている。
それを買って読む人がいる。
この時点で、本が人に価値を与えているのは自明です。
僕自身小説以外にも、情報が欲しいときは本を読むことが多々あります。
今後も活字という文化はなくならないでしょう。
勉強面においても全く意味がないというわけではありません。
文章に対する体力。
内容を理解し、要点を見抜く読解力。
読書をすることの恩恵はあると思います。
現在高校1年生。
授業にもついていけている。
そんななか何かを始めたいという際に、楽しみながら勉強の基礎体力を付けたいなんてひとにはすごくおすすめできます。
ただ勉強面だけを考えたら、読書以外にもいくらでも方法はあるよってことです。
読書を勧める指導者は、注意した方がいいですよ
先ほどまでに詳しく紹介した
- やった方がいいこと
- やらなければいけないこと
この両者の違いに気づいていないのは、何も受験生に限った話ではありません。
僕が最も危惧しているのは、勉強を教える指導者自体が、この違いをあまり明確に区別できていない場合があることです。
「国語を伸ばしたいなら、たくさん読書をしろ!!」
「読解力が上がらないのは、本を読まないからだ!!」
これはもう完全にNGですね。
もちろん「読書をすることでこういった力が磨かれて、結果的にこういう恩恵が得られる。」という筋が通っていればいいと思います。
問題はそうではない場合。
自分は読書をしていて上手くいった。
その経験を基にしか指導できていない指導者というのが、あまりにも多すぎるなと思うわけです。
確かに読書をしていて、受験も成功したかもしれません。
だからといって、読書をした「から」受験に成功したかは分からないですよね。
指導者選びは非常に重要です。
なぜなら、「指導者の行動や思考を徹底的に真似る。」というのが、最も効率的に一定のレベルに達する方法だからです。
僕は実際に、
「英語ができるようになりたいなら、邦画を字幕を付けて読みなさい。」
「受験生なら新聞を読みなさい。」
こんなことを言われたことがあります。
確かに無駄ではないと思います。
何かしら得られるものはあるでしょう。
でも結局これらは「やったほうがいいこと」にすぎません。
そして受験生に必要なのは「やらなければいけないこと」。
やらなければいけないことしかやらない。
これが受験勉強で逆転する鉄則です。
そしてそれを行うには、それを教えてくれる指導者が必要。
こういった目線で指導者選びをすると
- それっぽいことを言っているだけの人
- 自分の中の理論が完成されている人
この差が自然と見えるようになります。
普段から意識してみるといいですね。
僕自身が「やらなければいけないこと」と考えている内容は、全て記事にしてまとめています。
それがこちらですね。
「やらなければいけないこと」が具体的に何かが分からない。
そういった人は、参考にするといいですよ。
この世は、誤った常識が多く存在します。
その中でも、大学受験に関係する新常識は、過去の記事でまとめておきました。
これらに疑ってかかる姿勢が重要ですね。
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