こんにちは。現役東工大生の鼎です。
本記事のテーマは「いつから過去問を解き始めるべきか」ですね。
- 過去問のタイミングがわからない
- みんないつから解いてるの?
- 結果を出した人の意見を聞きたい
↑上記に当てはまる人向けに解説します。
ネタバレにはなりますが、いつから過去問を解き始めるべきかは、先日ツイートでも解説しています。
いつから過去問を解き始めるか悩んでいる+1回も解いたことがないのであれば、今解いてみるのがおすすめ。過去問の役割は時期ごとに変化。
✔序盤→目標地点の確認
✔中盤→志望校との距離の確認
✔直前→アウトプットの練習
ガッツリ解き始めるという意味なら、直前期の11月くらいからでもOKです😌— かなえ@東工大生ブロガー (@hu_ncf) August 25, 2019
いつから過去問を解き始めるか悩んでいる+1回も解いたことがないのであれば、今解いてみるのがおすすめ。過去問の役割は時期ごとに変化。
✔序盤→目標地点の確認
✔中盤→志望校との距離の確認
✔直前→アウトプットの練習
ガッツリ解き始めるという意味なら、直前期の11月くらいからでもOKです😌
本記事では、上記の内容を深掘り。
- 過去問を解き始めるタイミング
- 時期ごとの過去問の役割の違い
- その他よくある質問を全て解決
この記事を最後まで読んでいただければ、上記の情報を全て理解することが可能ですよ。
いつから過去問を解き始めるべきなのか。
それでは以下から本編に入っていきます。
【いつから?】過去問を解き始めるタイミングは今です
最初に結論から述べてしまいます。
いつから過去問を解き始めるか
この質問の答えは2通りですね。
質問を2通りに分けると以下の通り。
過去問を最初に解くべきはいつ?
→ 今すぐ解いてみるのがオススメ
過去問にガッツリ入るのはいつ?
→ 11〜12月からで問題なしです
それぞれ理由を解説していきます。
今すぐ過去問を解くべき理由
まず初めて解くタイミングを知りたい場合。
これは今すぐでOKです。
そもそも、志望校を決定した時点で、志望校の過去問を1度解いてみるべきですね。
1問も解ける気がしないのであれば、まずは過去問を眺めてみるだけでも効果アリ。
これから挑む敵を知る
これは計画を立てる上でも、精神状態を落ち着かせるためにも重要です。
先の見えない中勉強するのはツライです。
入試本番でどんなレベルにいればいいのか。
必ず最初に確認しておきましょう。
しばらく受験勉強しているけれど、まだ過去問を解いたことがない人も多いはず。
その場合は、なるべく早めに解いてみることを強くオススメします(解けなくて当たり前なので、萎えなくてもOKです)。
本格的に取り組むのは直前期
毎週のように過去問に挑戦する。
↑この勉強は、直前期でOKです。
具体的には11〜12月
焦る必要は、完全にゼロですね。
正確には、科目別に参考書で一通りの基礎が学び終わってからでOKです。
- 英語が得意で余裕あり
- →9月から初めてもいい
- 化学は苦手で遅れてる
- →12月からでもOKです
受験勉強を始めたタイミングや科目ごとに変わってくるものでもありますが…
【理想のタイミング】
- 〜11月:週に1年分程度
- 12月〜:週に3年分程度
【一般的なタイミング】
- 〜12月:週に1年分程度
- 1月 〜 :週に3年分程度
大体このくらいを目安にしましょう。
勘違いしている人も多いですが、過去問を解きまくるだけでは成績は伸びません。
確かに、小手先のテクニックは付きます。
しかし、それだけでは確実に伸び悩み。
自分の中に十分な知識がないのにも関わらず、それを点数にするテクニックをいくら磨いたところで、点数の上昇はすぐに頭打ちになるわけです。
まずは普段からの勉強が大前提。
得意教科・苦手教科によりばらつきはありますが、10月までは参考書での勉強オンリーで問題ありません。
いつから過去問を解くべき?
初めて解く → 今すぐでOK
解きまくる → 直前期でOK
時期別の過去問の役割を確認です【序盤・中盤・直前】
いつから過去問を解くべきか。
これはもちろん大切です。
とはいえ、それはあくまで表面上の事実にすぎません。
- なぜその時期に解くべきなのか
- 何を意識して取り組むべきか
- 時期ごとの過去問の役割の違い
↑このレベルまで、深く理解しましょう。
序盤:過去問で目標の確認
受験期の序盤に過去問を解く理由。
これは前述の通り、これから進んでいく目標を知るためですね。
毎日必死に勉強をしてきた。
そしていざ過去問を見てみたら、今までやってきたことと全然違う内容が問われていた。
そんなことになったら、悲しすぎますね。
最短距離で志望校に向かうためにも。
- 出題される科目はなにか
- 出題形式(マーク・記述)
- 出題傾向(分野の偏り)
- 時間制限の厳しさ
- 全体的な問題の難易度
これらを、自分の肌で感じてみましょう。
もちろん、最初は問題が難しすぎて、どれが難しいのか分からないなんてこともあるでしょう。(僕も完全にちんぷんかんぷんでした。)
それはそれでOK。
やらないよりかは、全然マシですね。
ハードルを下げてあげてもOKです。
- 英語だったら、辞書を片手に
- 数学だったら、習った分野だけ
- それでも無理なら、見るだけ
少しでも志望校のイメージを具体化させておくと、この先の勉強の効率がUPしますね。
志望校を決めたら過去問を確認
自分自身で目標を明確化しよう
中盤:志望校との距離を確認
受験期中盤は、志望校までの距離のものさしとして、過去問を最大限に活用しましょう。
ペースとしては、月1でも大丈夫です。
実体験として、段々感覚が変わってきますね。
問題文も解説も、別の言語に見える
→ 解説だけなら、理解可能になる
→ 稀に解ける問題が出現し始める
分析をして、今行っている勉強により、志望校との距離を詰められているかを確認しましょう。
詳しい過去問の使い方はこちらから。
この時期に一定数現れるのが、インプットが十分でないのにも関わらず、過去問を解きまくる勉強をする人ですね。
正直、これはオススメしません。
前述しましたが、過去問を解きまくることで得られるのは、今までインプットしてきた知識の活かし方。
悪く言うと、小手先のテクニックです。
受験期中盤では、まだまだ新たにインプットできることが大量にあるはず。
テクニックは、その後でも間に合います。
- 月1で志望校との距離を測りつつ
- 解きすぎないように、注意を払う
この微妙な距離感を保つことが重要です。
受験期中盤は月1で過去問演習
過去問を解きまくるのはNG!!
直前:アウトプットの練習
直前期は、志望校の問題に慣れましょう。
- 解くのに必要な知識はある
- 解説を読んで納得もできる
- でも、いざ初見で解けない
↑この状況を打破するために、アウトプットを練習するための過去問演習です。
まずは初見で過去問を解いてみる。
そして間違えた問題を分析しましょう。
- その知識を知らなかったのか
- 知ってたら、何故気づけなかったか
- 次に気づくには、どうすべきか
- どうすればもっと早く解けるのか
- 問題を解く順番は、これでいいのか
解くたびに、頭を使いまくって復習です。
先ほど述べた「小手先のテクニック」を、極限まで磨き上げるわけですね。
すると、段々とマイルールができます。
僕の東工大英語のマイルールがこちら。
- 解くのは必ず大問2から
- まずは出典を確認する
- 本文・問題文の日本語を確認
- 内容一致問題を半分読む
- それに沿って本文を読む
- 問題の箇所のたびに解く
- 残り半分の内容一致を確認
- 問題をすべて解いたら次へ
これが僕の中での、自分の知識を最大限に解くための方法でした。
このように、直前期にアウトプットの方法を詰めることで、かなりの点数の伸びが期待できます。
1年分の過去問に2・3日かけてOK。
徹底的に復習・思考して、自分なりのマイルールを作り上げていきましょう。
直前期は、アウトプットの練習
分析して、マイルールを作ろう
過去問・赤本に対する、よくある質問に回答します
「いつから過去問を使うべきか」という、本記事のメイントピックは以上です。
とはいえ、まだまだ奥が深い過去問。
過去問に関する疑問は尽きませんね。
その中でも、よくある質問に答えます。
赤本はすべて購入するべき? ←全部じゃなくてOKです
赤本を購入するべきかどうか。
- 赤本もタダではない
- 持ち運びも大変
- ネットで印刷もできるし
↑上記の悩みはとても分かります。
個人的には、5カ年以上の問題を解く予定なのであれば、購入することをオススメします。
第一志望の過去問は当然として、合格したい併願校も購入するのがおすすめ。
学校で借りられるのであれば、借りてしまいましょう!!
特に第一志望の赤本すら持っていないのであれば、少し焦った方がいいですね。
ちなみに僕が購入した赤本は以下の通り。
- 東工大5カ年
- 東工大の英語
- 慶應理工
- 慶應経済
- 早稲田理工
- センター数学
- センター英語
- センター物理
- センター化学
主にアマゾンで購入していました。
赤本・青本・黒本はどれがいい? ←赤本で問題なしです
過去問といっても、複数種類が存在。
主に出版社が違うのが原因ですね。
- 赤本 → 数学社
- 青本 → 駿台
- 黒本 → 河合塾
このように分類されています。
赤本は過去問の王道であり、何より収録されている年数が多いですね。
対して青本や黒本は予備校が出版しているだけあって、赤本より解説が丁寧な場合が多いです。
個人的には、大体赤本で問題なしですね。
とはいえ、青本や黒本も活躍します。
というのも、青本や黒本では、本当の過去問だけでなく、模試で利用された問題が収録されているものもあるからです。
センター試験や第一志望の過去問であれば、ある分全部解いてしまうなんてこともありますね。
あとは、古い過去問が今の傾向と大きく異なる場合も、最新の傾向に合わせた模試の問題は重宝します。
そんな時は、赤本以外の購入もおすすめ。
僕が実際に購入したのは以下の通り。
赤本の具体的は使い方は? ←記事にしました
いつから過去問を使うべきかは分かった。
でも、具体的にどうやって使えばいいの?
↑この疑問は、すでに解決済みです。
過去の記事にて、詳しく解説してますね。
それがこちらの記事になります。
この記事を読んで、過去問の利用時期がわかったら、早速実行に移してみましょう。
過去問は何年分解けばいい? ←記事にしました
最終的に、何年分とけばいいのか。
- 第一志望の過去問は何年分?
- 併願校の過去問はどうする?
これもめちゃくちゃ悩みますよね。
これも先ほど同様に、記事にしています。
こちらから、確認することが可能です。
本記事の中でも述べていますが、過去問は解きすぎても解かなすぎてもダメ。
取り扱いが難しい勉強方法ですね。
その反面、効果は絶大。
正しい取り扱いで、成績を爆伸びさせましょう!!
過去問の記事一覧はこちらから。
この記事を読んで新たな質問ができた。
もっと深い話を聞きたいという方に向けて、個別に質問できる環境を用意しています。
質問箱
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質問の際は礼儀正しくお願いします笑
必ずの返信は約束できないので悪しからず。
それでは今回の記事は以上になります。
お疲れさまでした!!
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