物理の勉強法を、1から解説です。
「物理ってどう勉強すればいいの?」
「今の勉強方法に、不安がある…」
「やってるけど、伸びる気がしない」
上記のような悩みを持ってませんか?
物理が苦手な受験生が多いですが、正しい勉強法を知っているのとそうでないのでは、差がついていきますね。
不安があるのであれば、改善が必須。
この記事で、必要な方法は全て公開します。
勉強法を知らないなら、学べばOKですね。
記事を書いている僕は、現役の東工大生。
物理では、次のような実績があります。
- 東工大の物理本番で9割越え
- 早稲田・慶應の理工学部に合格
- センター物理は1問ミスのみ
- 上記をすべて、現役で達成済み
このような経験が、今頑張ろうとしてる受験生のためになればと思い、物理の勉強法を紹介していきます。
具体的な記事の流れは以下の通りです。
- 物理の勉強法の流れを解説
- 具体的な勉強法に深掘り
- 知ると得する、物理のコラム
上から順に、解説していきますね。
記事を最後まで読んでいただければ、今後物理の勉強法の方向性で、間違えることはなくなるかなと。
苦手な人が多い物理。
だからこそ、勉強法を学ぶと差がつきます。
物理の勉強法を「基礎→応用」まで解説します
最初に、物理の勉強法の全体像。
これを理解できるよう、解説します
物理の勉強法は3ステップ。
- 公式や法則を覚える
- 典型問題を暗記する
- 応用問題を理解する
必ず、この順番で進めるべき。
物理というのはいくつかの公式の中から、問題に合わせたものを用いれば答えが出るようになっています。
この世の中の現象を矛盾なく説明するために生まれたのが公式であるから当然ですね。
分かりやすくするために
公式→『何かを切る道具』
問題→『切られる素材』
このように置き換えてみます。
何かを切る道具というのは、はさみや包丁チェーンソーなどのことを思い浮かべてください。
当然それぞれの道具を使いこなすには、各道具について詳しくなければなりませんよね。
それに対して切られる素材というのは紙や魚、木などのことを指しています。
木を切るには、どんな道具を使えばいいでしょう。
おそらく多くの人は木を切るときにはさみを使ってはいけないことを理解しています。
魚を切るときはどうでしょうか。
これもまた多くの人が、包丁を使えば最も早くそして綺麗に切ることができることをしっかり理解していると思います。
物理の話に戻りましょう。
改めて、物理にはいくつかの道具があります。
- 運動方程式
- 運動量保存則
- エネルギー保存則
- etc.
そして様々な切られる素材があります。
- 斜方投射
- 非オーム型抵抗
- 人工衛星の動き
- etc.
例えば物体が分裂する現象に関して記述する。
そんなときは運動量保存則を使いたいわけです。
正しくそれらを用いるためには、
- この公式はどのような意味があるか
- どの問題で、どの公式が使えるのか
それを学ばなければなりません。
具体的な方法をまとめていこうと思います。
物理の勉強の、具体的な方法を深掘りです
さて、ここからはメイントピック。
詳しい物理の勉強法に入っていきます。
①まずは、物理の公式や法則を覚えよう
すでに述べたように、公式というのは、最初にそれがどのようなものであるか。
それを理解しなければなりません。
ここが曖昧だと、今後物理が全くできない。
そんな状態になるわけなんです。
公式のおすすめの覚え方は、
「問題を解きながら覚える」
これが重要なのかなと。
特に物理が苦手な人にとって、教科書や学校の授業で、物理の公式を理解するのはツライですね。
基礎の参考書で、易しめの問題を解きながら、実践的に理解していく。
これがいいのかなと思います。
僕も、完全にこの方法ですね。
また、市販の講義系の参考書でも、学校の授業より分かりやすいものがあります。
僕が厳選したものは、こちらから確認可能。
何回も熟読し、自分でこの公式、法則はどのようなものであるかを説明できるようになったらこの段階は突破としていいでしょう。
授業等でこの段階はクリアしていると感じる人は、講義系の参考書は読まなくても大丈夫です。
またそんな中でも、どうしても式の意味がまだまだ理解できないって人いると思います。
そんな場合はまずは丸暗記してしまって構いません。
とりあえず公式を暗記してしまう。
これさえすれば問題は解けます。
何度も何度も問題を解いているうちに、ふと公式の意味が理解できる瞬間が訪れることも多々ありますからね。
理解できないせいで前に進めないのは勿体ないです。
それならばまずは覚えてしまいましょう。
暗記から入ることは恥ずかしいことじゃないですからね。
暗記が先か。
理解が先か。
このトピックを深掘りした記事もあるので、気になった人は目を通してもOKかなと。
https://showd1009.com/2018/09/17/post-265/
②問題に合った、公式を選ぶための勉強
公式自体はそれが何であるかを理解した。
そんな人が次に学ぶべきは素材に合わせた適切な道具の選び方です。
これができないでつまずいている人が非常に多いのにもかかわらず、それを認識できないのが物理の難しさと言えるかもしれません。
つまり、物理という科目がわからないのではなく、その教科としての特徴、構造を理解していないからセンスのせいにしてしまうってわけですね。
素材に合わせた道具の選び方はパターンです。
言い換えれば「決まってるもの」ということです。
理解にこだわるのは、ナンセンス。
趣味で物理のやるのであれば、それでもいいですが、受験生は問題を解くことが最優先。
これは僕の完全な実体験ですね。
「とりあえず問題を解けること」
これを意識して、典型問題の解法のパターンを、何周もして頭に叩き込みました。
その結果が、東工大の物理9割。
割と、信ぴょう性はあるのかなと。
何回も標準的な問題を繰り返すことで、そのパターンをつかんでください。
ここで意識して欲しいのが
「すぐに答えを見てもOK」
意外かもしれませんが、大丈夫です。
0から1は生まれませんからね。
まずは知識を付けることが重要。
思考力というのは思考するだけの知識があってこそ身につくわけです。
分からなかったら答えを見る。
そして、なぜその問題には、その道具しか使えないのか熟考してください。
良書と呼ばれる参考書のパターンを一冊分頭に入れたら、応用問題に挑む駄句の準備は十分に整っているといっていいと思います。
ここで気を付けてほしい。
道具をよく理解していないままどれだけ演習を積んでも効果が薄いのはここまでこのサイトを読んでくれた皆さんには分るはずです。
どんな教科でも基礎から積み上げてくださいね。
良問がそろった参考書は厳選済み。
この中から選べばOKですね。
解く問題数は多くなくても大丈夫。
といた量も大切ですが、良問をどれだけ深く学べたかのほうが重要。
上記の記事の1冊だけで全然OK。
この考え方は、こちらの記事で深掘りしています。
③応用問題の中の、典型問題を見極めるべき
さて、この段階まで来ると典型パターンと呼ばれる問題は完璧にこなせるはずです。
あと足りないのは何か。
どうすれば応用問題が解けるのか…
その答えとなるのは、難しく見える問題を、典型パターンの集合に分解することです。
発展問題とは基本の組み合わせです。
特別な問題ではないわけですね。
- 東大
- 京大
- 東工大
- 早慶
- その他旧帝大
これらの大学の物理でもそうです。
つまり、センスは不要ですよ。
とはいえ、応用問題の難しいところは、一見どの典型問題が使われているか、分からないことですね。
お化粧されているわけです。
また、意図的にそうされているということ。
このお化粧のはがし方を学ぶのがこの段階。
普段の勉強からも、難しい問題に挑む際には条件等をよく確認し、落ち着いて分析しましょう。
必ず今までに扱った内容が見えてくると思います。
見えるために今まで勉強してきたわけですから。
早稲田、慶應、東大、東工大を始めとする難関大でこの法則から外れる大学なんてないんですよ。
技術は一朝一夕で身につくものではありません。
毎日地道に少しずつ力をつけていくほかない。
でも諦めないでほしいんすよ。ここまで正しく学んできた人なら必ずできるようになります。
このレベルのおすすめ参考書はこちら。
- 応用問題の具体的な勉強法
- 問題集の具体的な進め方
この情報は、こちらの記事で解説済み。
いかがだったでしょうか。
いままでセンスの科目と思っていた物理に新しい視点を加えることができたならとてもうれしく思います。
是非意識して勉強してみてください。
勉強に役立つ、物理のコラムを紹介します
本日のメイントピック以上なのです。
お疲れ様でした。
とはいえ、これで終わってしまっては少し寂しいので、もう少し深掘りさせてください。
理科の科目選択について
理科の選択で生物と物理どっちをとるか悩んでいる人多いと思います。
そんな高校一年生に軽くアドバイス。
よく言われるのは文系よりの理系は暗記が中心の生物の方が向いている。
自分はTHE理系という人にはセンスの科目物理がいいよっていう判断基準。
でもこれってどうなんですかね?
綺麗事が嫌いな僕が珍しく学校の先生と意見が一致しますが、やはり自分が本当に面白いそう思える学問を学ぶべきだと思うんですけどね。
ここまで読んできた皆さんならわかる通り、どちらも正しい勉強法で勉強すれば成績は伸びるし、そうでなければ成績は伸びません。
大体学ぶ学問を入試の受かりやすさで選ぶのもどうなん?って思います。
学びたい、興味のあるほうを選ぶのがモチベーションにもつながると考えています。
※東工大は物理・化学の組み合わせでしか受験できません。
理系の選択科目の参考動画
この件に関して自分がすごく納得した動画があるのでぜひ見てください。
予備校のノリで学ぶ「大学の数学・物理」さん
これで物理の勉強法としたいと思います。
物理の問題文を読み解く能力
物理の難問は問題文が長い傾向にあります。
途中で一個でも条件を落とすと解けない。
これは文章から必要な情報を的確に抜き出す力も試されていると考えてよいのではないでしょうか。
さすがにこの文章量になってくるとある程度の国語力は必要になります。
しかし、できないからといって読書等をするとかいうのはナンセンス。
じゃあ長い文章問題はどうすればできるのか。
ある程度の国語力がある人は、さらに読解力を上げるのではなくパターン暗記に磨きをかけましょう。
そうすることによって基本に分解するためのパターン特有の言い回しが分かってきます。
大切な部分に関して敏感になる。
そう言い換えてもいいでしょう。
その力を上げると長い文章でもキーワードが浮かび上がって見えてきます。
物理の問題を解くのにある程度の国語力は必要。
しかし、それ以上はキーワードに敏感になろう。
そんなことを言いたい話でした。
勉強法以外にも、物理関連の記事を紹介です
物理の勉強法を解説してきましたが、この記事では伝えきれていない細かい勉強法がたくさんあります。
これらに関しては別の記事で解説しているので、関連記事の紹介をしていきたいと思います!!
物理のおすすめ参考書の、まとめ記事があります
記事内で、レベル別の参考書は紹介ずみ。
その全てをまとめた記事になっています。
物理の参考書に詳しくなりたい。
そんな人は、これで完全に解決です。
具体的に紹介しているのは、
- 物理の完全な基礎の参考書
- マーチレベルの参考書
- 早慶・東大レベルの参考書
この3つの記事のまとめ記事です。
参考書の具体的な勉強法は、こちらを参考までに
物理の勉強法は理解できた。
とはいえ、具体的に問題集を、どうやって進めていけばいいの?
この疑問は、当然なのかなと。
その手順を詳しく解説した記事。
それがこちらになります。
参考書の使い方にも、コツがありますね。
僕が知っている知識を、全て公開です。
物理の勉強法の、要点を再確認しましょう
物理の勉強法について解説してきました。
最後にもう一度要点を確認しましょう。
point物理の勉強法は3ステップ。
まずは道具を知ろう。
どんな問題に取り組むにしても、まずは公式や法則を覚えていないと話にならない。
次にすべきは素材に合わせた道具を知ること。
この問題はこの法則を使えば解ける。
このパターン暗記の完成度が合否を分ける。
最後は化粧をはがせるようになろう。
応用問題を基本パターンに帰着させる。
これが物理を得意にする王道パターン。
今回は物理の勉強法について、かなり詳しく紹介していきました。
おそらく、一回読んだだけでは完全に文意を読み取るのは難しいのかなと思うので、普段の勉強が進んだら、また読み返していただけたらなと思います。
その際はおそらく、もっともっと深くこの記事を理解できるはずですね。
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また、受験生の応援サイトイクスタディエ様でも、記事を執筆させていただきました。
[物理]ゼロから難関国公立に合格できる物理の勉強法を現役東工大生が伝授します
その他の記事も参考になるものばかりなので、ぜひ併せて覗いてみて下さい。
僕自身、この記事で全ての人の疑問を解決できたとは思っていません。
まだまだ分からないことがたくさんある。
この記事を読んで質問ができた。
そういった場合は僕に直接質問してください!!
お問い合わせフォーム
TwitterのDM
どちらも基本的に返信しています!!
ただし、質問の際は礼儀正しくお願いします笑
そうでない場合は返信は約束できません。
それでは今回の記事は以上になります。
お疲れさまでした!!
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